なでしこ達がやってくれた。原発問題から来る節電ムード漂う酷暑続く日本列島、その暑気を吹き飛ばしてくれる快進撃だ。
勿論大会はまだ終わっていない。大事な決勝戦が残っている。だが日本中で遅まきながら“なでしこフィーバー”が吹き荒れ出した。
なでしこ達の準決勝の相手は北欧と言うよりも世界の列強の1つスウェーデンだった。
現在の世界ランクは日本に次ぐ5位。かつては女子サッカー界を牽引していたスウェーデン。
1988年 Punya で行われた親善試合で初めて対戦し 0-3 で敗れて以来全く歯が立たず1991、1995年のワールドカップでは 0-8, 0-2 。勝星どころか得点も挙げられず1996年7月15日 Fort Laudedale で行われた親善試合でようやく得点を挙げる事が出来た。( 試合は 1-3 で敗れる。)
その次の直接対決は2004年アテネ五輪。そこで日本女子は史上初めてスウェーデンを1-0 で破る快挙。以降この試合を含めて4戦2勝2分。 2007年ワールドカップ中国大会では、1次リーグ最終戦で北朝鮮に1-2 で敗れて準々決勝に進出出来ず、そして翌年の北京五輪では準々決勝でドイツに敗れてベスト8止まりだった。この時のドイツの得点者があの Garefrekes とLaudher だった。
しかしスウェーデンとは歴史的にベルリン五輪で勝利するなど相性のいい相手と自分で勝手に楽観?もしていた。
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スウェーデンはオーストラリア戦で警告を受け累積警告で出場停止となった? Caroline Seger に替って? Marie Hammarstrom,が起用され? Lisa Dahlkvist とボランチを組む事となった以外はオーストラリア戦と同じメンバー。
準々決勝戦後に体調不良が伝えられていた注目のエースストライカー? Lotta Schelin はスタメンで出て来た。もうひとりのFW ?Josefine Öqvist は 168cm 。スウェーデンのFW登録4選手の中で170cm以下は Öqvist だけであったがオーストラリア戦もアメリカ戦も Schelin のパートナーはÖqvist か Antonia Gröransson と言った170cm以下の選手だった。
そして主将のCB Linda Sembrant はスタメンシートに名前が載っていたが実際にピッチに居たのは? Marie Hammarstroem 。アップの時に負傷をしたらしい。
4試合連続で同じスタメンだったなでしこは5試合目にして初めてスタメンを替えた。2トップの1人を永里に替えて?川澄が起用された。
この試合もナイトゲーム。そして日本の方が準々決勝戦から1日インターバルが長い。この試合でも幸運がなでしこ達に..と期待した。
スウェーデンのキックオフで始まった準決勝戦。スウェーデンはオーストラリア戦と異なり前線は Schelin のワントップ。もう1人の FW Öqvist は中盤の位置に下がったのはなでしこの中盤のボール回しに対応する為か。それとも Schelin の守備の負担を軽減する為か。 だけど6分には Schelin が中盤に下がり? Therese Sjögran にボールが出てクロスが上がった。ここはGK海堀がキャッチした。
8分にはこんどは川澄から宮間に渡しスウェーデンゴール前に迫り一旦後方の鮫島に戻すと鮫島はスウェーデンゴール前にロブを上げる。澤と安藤が飛び込むが179cm GK Hedvig Lindahl がキャッチ。だがこのシーンを見てドイツ戦よりはゴールチャンスが生まれると思った。しかし先制ゴールはスウェーデン。10分、中盤の真ん中でボールを持った澤が岩清水にボールを戻したところを Öqvist にインターセプトされそのままなでしこゴールに迫られる。熊谷が必死に戻るがその前に放たれたドリブルシュートはそのままなでしこゴールを破られ、スウェーデンが今大会5試合連続で先制ゴールを上げた。
ドイツ戦勝利から続く良い雰囲気に冷や水を浴びせられた様な失点だった。
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しかしなでしこは6分後に同点に追いつく。 澤から岩清水に渡り右サイドの大野に送られドリブルで上がり左サイドの宮間に送られ、宮間はファーサイドにクロスを入れる。そこに川澄が飛び込んみスウェーデンゴールネットを揺らした。 ボールの繋ぎも見事他だったが?に後ろから押されながら川澄も身体ごとボールに飛び込んだ川澄の粘りも見事だった。 ドイツ戦に続いて抜擢された選手が結果を出した。 スウェーデンは今大会初めて同点ゴールを許した。
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以降主導権を握り続けたのはなでしこ。 35分の時点でボール占有率はスウェーデン39にたいしてなでしこは 61 だった。前半終了前に3分間にのボール回しにスウェーデンの選手達は全くボールが触れない等なでしこ達のボール回しに完全に翻弄されていた。 それでも前半は 1-1 のまま終わった。
なでしこのキックオフで始まった後半、開始早々大野のミドルシュートが惜しくもポストを叩くなどなでしこの逆転ゴールの期待が高まるスタート。 51分には阪口から安藤にボールが渡りシュートに持ち込むが? Annica Svennsson がコーナーに逃れる。そのCKから安藤がヘッドで狙うがGK Lindahl の正面に。
58分39秒大野が近賀とのパス交換で抜け出し右サイドから中に入れる。ボールを受けた澤が後方の阪口にを経由して左サイドにいた川澄に渡りシュートを放つ。そのこぼれ球を拾った鮫島が再び中に送る Larsson と安藤が競ったその後ろから澤が? Charlotte Robinson の前で頭で合わせて遂に試合をひっくり返した。
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澤、前半の失点に繋がる横パスをこれで帳消しにした逆転ゴールであった。。そしてこれで澤は今大会4ゴール目でブラジルの Marta と並んだ。
この日のスウェーデンは準々決勝のオーストラリア戦後半の様に身体が重いのか動きがややスローに見えた。
それでもロングシュートやハイボールは脅威になる。 早く追加点が欲しいと思った。
その追加点もあっさりと4分後に決まった。左サイド宮間がゴール前に入れたところをGK Lindahl がPAの外に出て来てクリアしー。そのクリアーボールを拾った川澄が直接無人のスウェーデンゴール目がけて放ったミドルが決まり2点差とした。
新たに起用された選手が結果を残すという流れが明日にも続けばと思った。
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スウェーデンベンチは3点目を喫してからすぐに Öqvist をFWに上げて Schelin と2トップを組み次ぐのゴールを狙う。そしてその直後に Forsberg を下げて? Sofia Jakobsson を69分には Hammarstrom を下げて 180cm の長身FW Sofia Jakobsson を投入し Schelin と2トップを組む事に。そして Öqvist は2列目左サイドに入りそこにいた? Linda Forsberg はボランチの位置に下がった。
だが選手交替は効果なく日本がボールを待つ時間が長くなる。 選手交替も74分に川澄から永里、86分大野から高瀬。そして終了直前には宮間を下げて上尾野辺を投入する。 なでしこ達が交替でピッチを後にする時、フランクフルトの競技場内の観客から暖かい拍手が送られていた。
そしてロスタイム3分を過ぎた93分、カナダ人の Carlos Anne Chenard 主審の笛が鳴り、なでしこが決勝進出を決めた。
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終わってみればなシュート数が日14に対してスウェーデンは4. うち枠内シュートが日本8 に対してスウェーデンは1だった。そして日本の女子世界大会の決勝の檜舞台にでられるのは史上初めての快挙。
4年前の大会ではアジア勢では唯一1次リーグで敗退し、言われなく中国の観衆からブーイングを浴びて帰国の途に就いたなでしこだが今年は決勝にまで進出する事に。
決勝戦がいよいよ楽しみになって来た...そして私も今日は早く寝て決勝戦に備えよう....
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勿論大会はまだ終わっていない。大事な決勝戦が残っている。だが日本中で遅まきながら“なでしこフィーバー”が吹き荒れ出した。
なでしこ達の準決勝の相手は北欧と言うよりも世界の列強の1つスウェーデンだった。
現在の世界ランクは日本に次ぐ5位。かつては女子サッカー界を牽引していたスウェーデン。
1988年 Punya で行われた親善試合で初めて対戦し 0-3 で敗れて以来全く歯が立たず1991、1995年のワールドカップでは 0-8, 0-2 。勝星どころか得点も挙げられず1996年7月15日 Fort Laudedale で行われた親善試合でようやく得点を挙げる事が出来た。( 試合は 1-3 で敗れる。)
その次の直接対決は2004年アテネ五輪。そこで日本女子は史上初めてスウェーデンを1-0 で破る快挙。以降この試合を含めて4戦2勝2分。 2007年ワールドカップ中国大会では、1次リーグ最終戦で北朝鮮に1-2 で敗れて準々決勝に進出出来ず、そして翌年の北京五輪では準々決勝でドイツに敗れてベスト8止まりだった。この時のドイツの得点者があの Garefrekes とLaudher だった。
しかしスウェーデンとは歴史的にベルリン五輪で勝利するなど相性のいい相手と自分で勝手に楽観?もしていた。

スウェーデンはオーストラリア戦で警告を受け累積警告で出場停止となった? Caroline Seger に替って? Marie Hammarstrom,が起用され? Lisa Dahlkvist とボランチを組む事となった以外はオーストラリア戦と同じメンバー。
準々決勝戦後に体調不良が伝えられていた注目のエースストライカー? Lotta Schelin はスタメンで出て来た。もうひとりのFW ?Josefine Öqvist は 168cm 。スウェーデンのFW登録4選手の中で170cm以下は Öqvist だけであったがオーストラリア戦もアメリカ戦も Schelin のパートナーはÖqvist か Antonia Gröransson と言った170cm以下の選手だった。
そして主将のCB Linda Sembrant はスタメンシートに名前が載っていたが実際にピッチに居たのは? Marie Hammarstroem 。アップの時に負傷をしたらしい。
4試合連続で同じスタメンだったなでしこは5試合目にして初めてスタメンを替えた。2トップの1人を永里に替えて?川澄が起用された。
この試合もナイトゲーム。そして日本の方が準々決勝戦から1日インターバルが長い。この試合でも幸運がなでしこ達に..と期待した。
スウェーデンのキックオフで始まった準決勝戦。スウェーデンはオーストラリア戦と異なり前線は Schelin のワントップ。もう1人の FW Öqvist は中盤の位置に下がったのはなでしこの中盤のボール回しに対応する為か。それとも Schelin の守備の負担を軽減する為か。 だけど6分には Schelin が中盤に下がり? Therese Sjögran にボールが出てクロスが上がった。ここはGK海堀がキャッチした。
8分にはこんどは川澄から宮間に渡しスウェーデンゴール前に迫り一旦後方の鮫島に戻すと鮫島はスウェーデンゴール前にロブを上げる。澤と安藤が飛び込むが179cm GK Hedvig Lindahl がキャッチ。だがこのシーンを見てドイツ戦よりはゴールチャンスが生まれると思った。しかし先制ゴールはスウェーデン。10分、中盤の真ん中でボールを持った澤が岩清水にボールを戻したところを Öqvist にインターセプトされそのままなでしこゴールに迫られる。熊谷が必死に戻るがその前に放たれたドリブルシュートはそのままなでしこゴールを破られ、スウェーデンが今大会5試合連続で先制ゴールを上げた。
ドイツ戦勝利から続く良い雰囲気に冷や水を浴びせられた様な失点だった。

しかしなでしこは6分後に同点に追いつく。 澤から岩清水に渡り右サイドの大野に送られドリブルで上がり左サイドの宮間に送られ、宮間はファーサイドにクロスを入れる。そこに川澄が飛び込んみスウェーデンゴールネットを揺らした。 ボールの繋ぎも見事他だったが?に後ろから押されながら川澄も身体ごとボールに飛び込んだ川澄の粘りも見事だった。 ドイツ戦に続いて抜擢された選手が結果を出した。 スウェーデンは今大会初めて同点ゴールを許した。

以降主導権を握り続けたのはなでしこ。 35分の時点でボール占有率はスウェーデン39にたいしてなでしこは 61 だった。前半終了前に3分間にのボール回しにスウェーデンの選手達は全くボールが触れない等なでしこ達のボール回しに完全に翻弄されていた。 それでも前半は 1-1 のまま終わった。
なでしこのキックオフで始まった後半、開始早々大野のミドルシュートが惜しくもポストを叩くなどなでしこの逆転ゴールの期待が高まるスタート。 51分には阪口から安藤にボールが渡りシュートに持ち込むが? Annica Svennsson がコーナーに逃れる。そのCKから安藤がヘッドで狙うがGK Lindahl の正面に。
58分39秒大野が近賀とのパス交換で抜け出し右サイドから中に入れる。ボールを受けた澤が後方の阪口にを経由して左サイドにいた川澄に渡りシュートを放つ。そのこぼれ球を拾った鮫島が再び中に送る Larsson と安藤が競ったその後ろから澤が? Charlotte Robinson の前で頭で合わせて遂に試合をひっくり返した。

澤、前半の失点に繋がる横パスをこれで帳消しにした逆転ゴールであった。。そしてこれで澤は今大会4ゴール目でブラジルの Marta と並んだ。
この日のスウェーデンは準々決勝のオーストラリア戦後半の様に身体が重いのか動きがややスローに見えた。
それでもロングシュートやハイボールは脅威になる。 早く追加点が欲しいと思った。
その追加点もあっさりと4分後に決まった。左サイド宮間がゴール前に入れたところをGK Lindahl がPAの外に出て来てクリアしー。そのクリアーボールを拾った川澄が直接無人のスウェーデンゴール目がけて放ったミドルが決まり2点差とした。
新たに起用された選手が結果を残すという流れが明日にも続けばと思った。

スウェーデンベンチは3点目を喫してからすぐに Öqvist をFWに上げて Schelin と2トップを組み次ぐのゴールを狙う。そしてその直後に Forsberg を下げて? Sofia Jakobsson を69分には Hammarstrom を下げて 180cm の長身FW Sofia Jakobsson を投入し Schelin と2トップを組む事に。そして Öqvist は2列目左サイドに入りそこにいた? Linda Forsberg はボランチの位置に下がった。
だが選手交替は効果なく日本がボールを待つ時間が長くなる。 選手交替も74分に川澄から永里、86分大野から高瀬。そして終了直前には宮間を下げて上尾野辺を投入する。 なでしこ達が交替でピッチを後にする時、フランクフルトの競技場内の観客から暖かい拍手が送られていた。
そしてロスタイム3分を過ぎた93分、カナダ人の Carlos Anne Chenard 主審の笛が鳴り、なでしこが決勝進出を決めた。

終わってみればなシュート数が日14に対してスウェーデンは4. うち枠内シュートが日本8 に対してスウェーデンは1だった。そして日本の女子世界大会の決勝の檜舞台にでられるのは史上初めての快挙。
4年前の大会ではアジア勢では唯一1次リーグで敗退し、言われなく中国の観衆からブーイングを浴びて帰国の途に就いたなでしこだが今年は決勝にまで進出する事に。
決勝戦がいよいよ楽しみになって来た...そして私も今日は早く寝て決勝戦に備えよう....
